ウィモバの日々

Windowsをモバイルする…それがウィモバ(仮)。手のひら端末が好きです

FMV-BIBLO LOOX U/B50にWindows10 Technical Previewを入れてみた

以前るっきゅん(LOOX U/B50)を衝動買いしたんだけど、VAIO PはWindows7で十分使えているので
そうするとVistaなるっきゅんの使い道がなぁ・・・とか思っていたらWindows10 TPの日本語が新版が公開されていた。
これがしばらく使えそうだということなので、せっかくだしるっきゅんで遊ぶべくWindows10 TPを入れてみたよ。


マイクロソフトWindows 10 Technical Preview最新版を公開、日本語版も
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/012500288/
>評価期限は「2015年10月1日まで」となっている。
ということで最新版(Build 9926)だと今年の9月いっぱいまで使える、らしい。
最初のバージョンのTPは期限も短いし日本語がなかったのでふぇぇ、英語難しいよぉ・・・><
みたいな感じで敬遠していたけど最新版なら日本語ローカライズされているイメージもあるのでご安心だ。

  • Windows 10 Technical Previewのダウンロードとインストール

こちらに日本語ローカライズされたx86向けイメージもx64向けイメージもあるから好きな方をダウンロードしよう。
まぁLOOXUは32ビットしか対応してないけど:)
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview-iso
ダウンロードが終わったらそのままイメージをDVDに焼くなりUSBメモリインストーラを作るなりしよう。
自分はDVDに焼いておいた。

外付けDVDドライブを繋げてLOOX U/B50を起動し、BIOS画面からDVDドライブの優先度を上げておいて
BIOSを保存して抜けるとDVDのWindows10 TPインストーラが起動する。
あとは普通のWindowsをインストールしていく感覚でやっていけばOK。
インストール〜セットアップ完了まで2時間もかからなかった。

ちなみに、最初はとりあえずインストール直後の状態を見てみたかったので、
ネット未接続のままMicrosoftアカウントとは紐づけせずローカルアカウントを作成した。

  • OSインストール直後の動作確認

○タッチパネルで操作できる!
元々るっきゅんはVistaのOSだけどPDAのようにタッチパネルでも操作できるというスゴイなネットブックだったんだけど
Windows8以降のなんかそういう標準機能のおかげで、特にドライバを追加で入れなくても
スライラスや爪先でほとんどズレなくタッチ操作出来る。やったぜ。
最初はタッチ座標がずれていたけど、[タブレットPC設定]から[調整]を行う事でズレの問題はなくなった。

×スリープが出来ない!

Windows10ははじめて使うせいで分からないんだけど、スリープのメニューがない?
スタートメニューから終了する際のボタンを押下しても「シャットダウン」「再起動」しかないんだぜ・・・
どういうことなんだキバヤシ・・・?
蓋を閉じてもスリープ出来なくてつらい。まぁシャットダウンしても起動が速いといえば速いけど毎回それはねー。
どこかのサイトでるっきゅんにWindows7か8をインストールしてドライバ入れていた人がいたので
その方を参考にドライバ類を入れたらスリープ使えるようになるのかなー。

  • OSインストール直後のSSD使用量とメモリ使用量など

ということで恒例のタスクマネージャとか。

うむ、とりあえずインストール直後の初期状態だと550MB前後と使用メモリが少ないね。
まだネットワークに繋げると色々と重くはなるんだろうけどね。
WindowsをインストールしたCドライブは使用量10GB以内で、32GBでも余裕がある。
まぁこれもWindows10の本番だともっと容量増えそうだけど・・・


とりあえずの動作はキビキビしている。
あとはWindowsUpdateしていってどこまで重くなるかなー。

  • ドライバ類をインストールしてWindowsUpdateする

ではご先達の方々に感謝しつつ、ドライバ類をセットアップして使いやすくしていこう。


FMV LOOX U/B・LOOX U/C系列にWindows 7をインストールしてみる覚書(確定版): FAF特殊戦第5飛行戦隊装備班
http://ffr41.air-nifty.com/faf_saf_v/2010/04/fmv-loox-ubloox.html
LOOX U B50にWindows8をインストール (まとめ無し暫定版)
http://qdanotherside.web.fc2.com/fujitsu/ub50nv5_win8pro_01.html

基本的に上記のサイト通りにやればいける。
先にドライバ類を入れ終わったら、無線LANでインターネットに繋いでWindowsUpdateを実施する。
手動アップデートする場合はコントロールパネルからのWindows8までと違って、
スタートメニューの[Setting]から[保守と管理]を選択してWindowsUpdateを行うことになる。
何度かアップデートかけて更新がなくなったら終了。デバイスマネージャの不明なデバイスもなくなる。
グラフィックドライバを入れたせいかアップデートのせいかスリープもちゃんと出来るようになっててご安心ください。

  • セットアップ完了後のメモリ使用量や気づき

アップデートも終わったらせっかくなのでマイクロソフトアカウントでログインしてセットアップ完了。
セッティングが終わった状態でのるっきゅんは
・アプリ起動なし状態でメモリは800MB程度
・Cドライブの使用量は10GB程度
という感じ。


気づきとしては
IMEが賢くなっている。ローマ字入力で3文字まで入力したら入力変換候補が出る感じ?えらいねー。
マイクロソフトアカウントだと他のPCで設定していたIEのお気に入りなどが共有出来ている。
IE画面でタッチパネルを爪で上下すると一応スムーズスクロールっぽい慣性のかかったスクロールが出来る。
LOOX U/B50の指紋認証バイスが使えるのでパスワード入力しなくても指紋認証Windowsのログインが楽ちん。
○動画支援も効くのでMPC-HCに定番の小細工すればHD動画も再生できる。(フルHDは厳しい)
×マイクロソフトアカウントでも別のPCで入れたアプリが反映されていない。(むしろ勝手に反映されないほうがいい?)
×グラフィックドライバの問題か、たまに数秒画面が真っ黒になることがある。フリーズはせず復帰するので大丈夫だけど。
×スタートボタンを押してから、普段はすぐメニューが表示されるがたまに数秒間反応なくなることがある。
×[Setting]画面の歯車表示から各メニュー項目が出るまでに毎回数秒かかるのはストレス。
×ドライバの導入方法が悪かったのかズームボタンや画面の縦横切り替えボタンが効かない。これは要見直し
×最近のWindows7やらよりメモリ消費量が高いよねっていう。製品版で改善されるかな?
×メモリの関係もあるのか、チューニング済Vistaより重い。
グラフィック関連はドライバの問題だろうけど、Windows10用のドライバが出ることはないから我慢しよう・・・


Windows10も、ほとんど今までのOSと同じ感覚で使えて正直拍子抜け。
今のところはブルースクリーンや理不尽なリブート(再起動)がかかったことはない。
るっきゅんはメモリ1GBなので、元々メモリ逼迫されているからインターネットブラウザ起動してなんかしたりすると
使用メモリが1GB超えてスワッピングも起こって重くなるけど、SSDなので処理速度の低下はマシかなー、という感じ。
正直動作はVista時代より重く感じるけど、Windows10もVista最適化のようにチューニングしたら改善されるのかなー。
でもまぁマイクロソフトアカウント機能やOSレベルでのタッチパネル、指紋認証サポートなど便利な点もあるのでこれはこれで。
旧世代のAtomというCPU自体の遅さもあるけど、物書き中心で愛着があれば十分使えるかなーとは思う。