ウィモバの日々

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Redmi note4(china版)に「xiaomi.eu」を入れて1ヶ月。爆熱MediaTekの限界を知ってみた

前回のエントリにて、xiaomiのReami Note4(中華版/Mediatek版)にカスタムROM「xiaomi.eu」を焼いて使い始めてから1ヶ月。

Redmi note4(china版)にカスタムROM「xiaomi.eu」を導入してみた! - ウィモバの日々

良かった点とみえた限界。

 

 

1.カスタムROM「xiaomi.eu」の情報確認

まずはカスタムROMでの情報を確認。

①セットアップ開始~完了

ROMを書き込んで起動するとMIUIバージョン表示の後にセットアップがはじまる。

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最初は英語でビビるが、言語の選択でUIを日本語に変えられるのでごあんしんだ。入力は、最初はIMEが日本語対応していないがアップデートで日本語対応出来る。

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言語の後に地域を選ぶが、そこは中国しか選択肢がなかった。だが実際のところ特に影響はないっぽい。

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進めるとネットワーク設定。

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次は利用規約。じっくり読んでも、実際にそう運用されているのかは怪しいが。

 

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通話設定。SIMカードを確認されるが、SIM無しでもスキップして先に進める。

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Googleアカウントとの紐づけ。設定する場合はユーザ名とパスワードを入れる。

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xiaomiのMIアカウントを通してクラウドにデータ保存出来るが、xiaomiにデータを渡したくない人はチェックを外して同期しないよう設定する。

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xiaomiアカウントへのログイン。端末からアンロック申請する際はログインが必要だったが、アンロック後はあえてログインしておく必要はない。

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端末のロック方法選択。ここで指紋認証等を設定してもいいし、スキップして後からでも設定できる。

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その他の設定としてどれだけデータのやりとりを許すかという設定。信用していない人は全部のチェックを外してもいい。

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ランチャーで表示するテーマの選択。Limitlessのアイコンのほうが自然ではある。

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ここまで来たらセットアップ終了。とりあえず、お疲れ。

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セットアップ完了直後のホーム画面。Playストア完備なので普通の端末のように色々アプリを入れて使えるぞい。

②端末のOSやMIUIバージョン等の確認

「設定」→「My device」→「すべてのスペック」で端末の情報が確認出来る。

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Androidバージョンは変わらず6.0のままだがセキュリティパッチはわりと新しい。

③ESETによるマルウェア等の確認。うむ・・・

では、再びESETでのフルチェックを行ってみよう。不要な物がないカスタムROMだから安心のはずだね!

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うむ・・・

「ふざけるなァ!」と思わずライホさんバリにキレちまいそうになったよ・・・

いやまぁ、デフォルトの検出条件では出ないし「安全でない可能性がある」という条件だし、誤検出の可能性もなくはないが、それでも同じフルチェックでまともなスマフォでは検出される事はなかなか無いからなあ。うーん。

ちなみにこれはデフォルトで入っていた古いアプリだったので、最新版に更新すれば検出されないようにはなった。なったが・・・うーん。

 

2.カスタムROM「xiaomi.eu」の最新版へのアップデート

まぁ色々あったけど見なかったことにするぜ!

グローバルROMからカスタムROMへ変更した際にMIUIが9.5.3と最新より前のバージョンなROMを入れていたので、最新版のROMを入れてみることに。

中華ROM→グローバルROMやグローバルROM→カスタムROMといったROMの種類を変更する時には特殊な手段が必要だったが、同じ種類のROM時は簡単に更新できる機能があるのでそれを使う。

「設定」→「My device」→「MIUIバージョン」で端末の最新ROMがないかをチェック。

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Redmi Note4のMediaTek版には現時点では10.1.2.0という最新ファイルが存在することが分かったので、ダウンロードしてインストールする。

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途中でTWRPだかの画面になるが、更新が完了すると再び端末が立ち上がる。

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バージョンを確認するとMIUI10.1ベースに更新されていることが分かる。

 

3.いよいよAntutuベンチマーク。爆熱Mediatek特有の残念な結果に

ではいよいよAntutuでのベンチマークを測ってみる。

①起動時直後のベンチマーク結果は9万点超え。スペック通りの動作

まずは、再起動等してから落ち着かせた後のベンチマーク

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Antutu ver7.1.1での最高スコアは93530と9万超え!SnapDragon625であるZenFone3を2万点近く?回るスコア。Redmi Note4のSD版は625なのでZenFone3と同程度のスコアと思われる。SD625版よりもMediaTek版を選んでよかったとこの時は喜んだ。

実際FGO等のソシャゲもSD625端末より快適に動いていた。動いていた・・・が・・・

②爆熱時のベンチマーク結果は6万点代。SD625版よりも遅くなる

このMediaTek版をしばらく使っていると、途中で問題が発覚。

「この端末、熱いよぉ!?」

そう、使っていると爆熱になるのである。これと同じくauの3G simが使えるg07+/g07++もSoCが同じMediaTekだったが、あちらのほうも普通に使っている間は大丈夫だったがゲームを動かしていると爆熱状態になり動きが鈍くなった。

こちらの端末なら性能も高いし大丈夫かと思っていたが・・・結局は同じだったようだ。

冬なので持てないほど熱くはならないが、やはり持っていると熱い。そしてゲームの挙動がカクついて明らかに重くなってしまう。そんな状態でのベンチマーク結果を取ってみると・・・

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爆熱状態でのスコアは65451と、SD625のスコアよりも低くなってしまった。CPUもGPUも下がっている。念のためバッテリーセーブ等の設定をしていないかも確認したが、それらに問題はなかった。

これは正直ガッカリな結果と言わざるを得ない。それでも冬なのでまだマシなのかもしれないが、夏場だと本当に持てなくなるほど爆熱状態になりそうだ。

 

4.まとめ。爆熱MediaTekの期待外れ感とxiaomi自体への信頼性の問題

Redmi Note4はハードの作りはしっかりしており2年前にしては良い端末だったが、MediaTekというSoCがここまで足を引っ張る結果になるとは・・・と少し期待外れだった。

バッテリーも4000mahという大容量のわりには、SoCがゲーム向けに最適化されていないせいか遊んでいるとガンガン減っていき、容量の多さを感じられない。

この機種はxiaomi端末の中でもauの3G運用する場合にMicroSIMをそのまま入れられる点がメリットなのだが、SIMカットするなりau3Gを切り捨てるなら、この機種よりもSIMスロットはnanoだがスペックの高いSnapDragonの上位機種を買う方が断然いいと断言せざるを得ない。

 

またxiaomi端末はMIUIが独特でクセがあり好みが分かれるだろうが、これはこれで

・一括タスクキル時のアプリのロック

・通信データ量の表示

や、その他にも細かいチューニング設定があり嫌いではなかった。しかし確認するとMIUI関連や独自サービスの謎の通信量の多さは気になるところでもあった。

最近はHuaweiがどうこう言われているが、実際のところ中華端末はどうなんだろう。以前xiaomi端末へのマルウェア混入問題がニュースになっていたが、マルウェアとは別問題で今のxiaomiのMIUIは健全なのだろうか?といった疑念もなくはない。

AOSPなカスタムROMがあるならそちらを入れられれば安全に使えるだろうが、謎通信が多いMIUIベースのROMでの運用はあまりお勧めできるものではない。