女性作者特有の光源氏的?な漫画
最近週刊少年チャンピオンに絶賛連載中のお弁当漫画ニコべん、なかなか面白いね!
作者は通称乙女男子こと角光センセイ!
デコ弁当作りが趣味の主人公の高校生がぼっちな広島弁ヒロインのためにギミックを凝ったデコ弁を作って笑顔にしたり
クラスメイトや他人のお悩みをデコ弁当で解決しちゃう!みたいな感じ。ラスボスは父親かな?
手作りのかわいらしいお弁当作りに精を出す角光センセイの女子力高い・・・!だが男だ。(多分)
しっかし、最近は料理したりお弁当作ったり食べたりお酒飲んだりと、なんか身近な漫画が多いなぁ、みたいな。
高杉さん家のお弁当(完結):19歳差の恋愛
という前フリはおいといて、お弁当漫画で思い出したんだけど
いつの間にか柳原望センセイの「高杉さん家のお弁当」が完結していた。7/23に最終巻。
一時うちのTLで話題になってたので途中までは買ってたけど、いつのまにか続刊を追うのを忘れてたよ。
母親を失ったヒロインの中学生くるりちゃんと、保護者的な立場として同居することになった主人公が
お弁当(料理)を作ったりしながら、不器用ながらも距離を縮めていくハートフルなストーリー、だった。
んで、最終的な着陸点は・・・
まぁこの作品に関しては、くるりちゃんがわりと最初のほうからハルくん大好きビーム出してたし想定内だけど^^;
・初期年齢:主人公は31歳でヒロインは12歳→最終的に40超えと20超え(就職済)
・ヒロインとの関係:従妹であるヒロインの保護者代わり→ハッピーエンド
うん・・・19歳差か・・・まぁ二人が幸せでハッピーエンドならいいんだろうね。
ヒロインと、父親代わりというのかそういうポジションが結ばれるのもなんか女性向け漫画には多いねぇ、みたいな。
せっかくなので忘備録としてリストアップしとこう。
ハチミツとクローバー(完結):15歳(くらい)差の恋愛
羽海野チカセンセイの「ハチミツとクローバー」はアニメ化もしてるしかなりの有名作品だね。
・初期年齢:花本修司(センセイ)は30歳と少々で、花本はぐみ(大学生)は18歳。
・ヒロインとの関係:はぐちゃんは修司のいとこの娘。父親代わり→ハッピーエンド
ヒロインの花本はぐちゃんは竹本はともかく森田とでもくっつくかと思ってたのに・・・
はぐちゃんも見た目はともかくいい歳なので、花本先生を30代前半とみると、
まぁ15歳くらいなら・・・(?)と年齢差はともかく花本先生のほうもガチだったとはなぁ・・・とオノノクス。
花本先生も途中までは父親というか保護者ポジションを崩さなかっただけに豹変っぷりが・・・
とはいえ二人の昔からの関係をみるとそうなるのも自然な成り行きなのかもしれないけどさぁ、うーん。
はぐちゃんはなんか今風にいうとオタサーの姫みたいな^^;
うさぎドロップ(完結):24歳差の恋愛
宇仁田ゆみセンセイの「うさぎドロップ」もアニメ化してるんだね。ただし原作の途中まで、らしい。
・年齢:ダイキチは30歳でりんは6歳→りんは高校卒業だから18以上、ダイキチは42以上?
・関係:父親代わり。りんは戸籍上の叔母だが血縁関係はなし→ハッピーエンド
24歳差とは強い・・・
最初は30独身のダイキチがりんちゃんへの他の親戚からの扱いにおこになって、
家族として引き取り、りんちゃんも最初はまだ幼い子供なので、育児体験で苦労したりと、
不器用ながらも家族の絆が深まっていくハートウォーミングな家族ごっこの雰囲気だったので、
その雰囲気が好きで入った人からすると、ダイキチがりんを受け入れた最後は賛否両論だったとかどうとか。
これは恋のはなし(完結):21歳差の恋愛
チカ先生の「これは恋のはなし」。
・年齢:31歳の小説家と10歳の小学生。血縁関係はなし
・関係:通い妻→ハッピーエンド
21歳の年の差だけど、この作品に関しては最初からそういうラブストーリー的なニュアンスだったのでご安心だ。
ヒロインの森本遥ちゃんは家で孤独な状態だったので、寂しさから家族や居場所を求めてたのかな。
とある事情から押しかけ女房状態になるんだけど、主人公の内海真一(小説家)は絶賛スランプ状態で
最初は編集(悪友)の口車に乗せられて仕事のために・・・みたいな感じで嫌々ながらも保護者代わりを受け入れてみたけど、
徐々に遥ちゃんに惹かれていき・・・みたいな感じ。
主人公も過去のトラウマの影響とかで父性というよりはダメ男属性も高くて遥ちゃんが母性したりする時もあるけど
遥ちゃんがピンチの時は保護者代わりとしてかっこよくタンカ切ったり頼れる時もあって
不器用な二人が周りに支えられたり振り回されたりしながら愛を育んでいくのはイイハナシダナー。
お互いに救われる感じなので見ていて微笑ましい。
父親は恋愛対象になりうるのか?知らん
ハチクロもうさドロもこれ恋も、いずれも男側は見守る父親代わりというポジションだけど、
女性側からのアプローチに応えて、父親というポジションを降りて対等な男として向き合う、という・・・なんだろうね。
これを男が描くと気持ち悪いんだろうかなーとか思いつつも、こういう関係を描いてるのは女性の漫画家さんなんだよね。
原典ともいえる源氏物語もパープル式部は女性だし、紫の上と光源氏の関係もあれだけどさー、なんかもにょるね。
現実でも、母子家庭(シングルマザー)の娘はえてしてファザーコンプレックスになりがち、
包容力を求めて年上好きが多いらしいというのを聞いたり聞かなかったりするけど・・・はて。
現実でも女性からすると本来は父親は異性愛の対象になるものだろうか?
もしくは単純に父性を求めて、それが性成熟とともに恋愛の対象に変わるだけなのだろうか。
・・・みたいな高尚なテーマを扱う知性は俺にはないのでやめとこう(諦観
甘々と稲妻(続刊中):15歳〜20歳(くらい?)差の恋愛
女子高生と教師ネタはもはや鉄板モノだねー。
雨隠ギドセンセイの「甘々と稲妻」は、妻を亡くした教師とその娘と教え子の触れ合いという
子育て要素と料理要素の入り混じった漫画。表紙の幼女は正式な娘なのでご安心だ。
高校教師の犬塚公平の年齢は不明だけれど、娘の犬塚つむぎちゃんは5歳なので
さすがに20で子供とは思いたくないので25〜30あたりで作って、+5で30〜35前後かな?
ヒロインの飯田小鳥ちゃんは高1なので15〜16、とだいたい15歳差はあるだろう、という感じ。
犬塚先生は父親代わり、とはいかないけれど小鳥ちゃんは両親が離婚して父親がおらず、
母親も仕事で忙しくあまりコミュニケーションが取れないとなると
そりゃ結婚経験もしている包容力のある男性に父性を求めるのは当然!?みたいな。
一緒に楽しく作る料理とみんなで美味しく食べる食事のみごとな一体感。ハートフルだね。
そりゃ小鳥ちゃんも素敵な(バツイチの)奥さんになるしか・・・!
いや現状では恋愛感情があるかは怪しいけどね。家族の温もりを求めてるだけかもしれないし(棒読み
恋は雨上がりのように(続刊中):28歳差の恋愛
月刊スピリッツに連載中の、眉月じゅんセンセイの「恋は雨上がりのように」にも年齢差カップル(予定)が。
これは上に挙げた数作とは異なって、保護者代わりの立場という建前はなく純粋に年の差恋愛。
(2016/1 追記:かと思いきや、続刊でヒロインと父親が同居していないことが発覚したのでやはり父性を求めて・・・?)
・年齢/関係:45歳のファミレス店長と17歳の女子高生(押しかけヒロイン)
黒髪ロングストレートのヒロインは強い(確信)
28歳差と年齢差が大きいのが目立つけど、店長さんも一度は結婚して子供作る程度のUTUWAの大きさはあるし
そりゃ包容力とかも大きいし、女子高生も同じ高校生の盛りのついた猿みたいなのよりも
落ち着いた(枯れた)魅力で好かれるのも仕方ない・・・のかもしれない。出会いエピソードからして店長ええ人やしね。
とはいえ、年齢差も大きすぎるせいで店長さんも流石にセイシンテキとかの問題で
ヒロインの思いを素直に受け止められないのがもどかしいね。まぁ社会的にロリコン扱いになるし・・・
いやいや、愛の形は人それぞれだよねっ!><
愛してるぜベイベ★★(完結):12歳差の恋愛・・・じゃないのでご安心だ
槙ようこセンセイの「愛してるぜベイベ★★」。これもアニメ化してるのねー。
・年齢/関係:17才の高校生と5歳の幼稚園児。従妹
プレイボーイ?の高校生の主人公の家に従妹の幼女ゆずゆちゃんを引き取ることになる子育て漫画。
ドタバタしたりハートフルだったり終盤はシリアルしたりする展開で、最後は年の差カップルになるかと思ったら違った・・・!
ゆずゆちゃんは親との関係を修復出来て人間的に成長するんだけど、
主人公はロリコンじゃなくちゃんと同世代のヒロインと結ばれるのでご安心だ。逆にそっち方面エンドに期待した人は残念。
道士郎でござる(完結):高校生と小学生だけど兄妹だから大丈夫だよ!(棒読み)
オチは西森博之センセイの道士郎でござる。女性作家じゃないので厳密にはファウルだが
(天使な小生意気などで少女漫画的な実力が高いといわれる作家なので)審判の笛は鳴らず!
作中のメインキャラの一人である、男子高校生の前島こと早乙女くんは
幼少期から外見がいかつくて毛深いため、幼稚園の先生にもビビられたり同級生にもゴリラ呼ばわりされたりするタイプ。
その反動からか、道士郎の母(幼く・・・げふん若く見える)を好みと思ったりしてロリコンの気があるとかないとか。
そんな早乙女くんが、ひょんな事から小学生の蓮沼ヒロミちゃんをワルから助けたことで惚れられちゃって、
あまつさえ付き合うことになっちゃう始末!これはもうロリコンゴリラ一直線・・・!
になるかと思いきや主人公である健助殿の機転のおかげで、早乙女くんは兄としてヒロミちゃんが立派に育つまで
保護すべき妹だと思い込むことで、手を出さない覚悟が完了したそうな。さすがは殿・・・!
ちなみにヒロミちゃんには姉がいるという話があって、早乙女くんの同級生にも蓮沼ちゃんという
女子高生キャラがいたりして、早乙女くんによく突っかかっていくキャラだったのだ。
姉妹かは作中では未確定だけど、連載が続いていたらきっと姉妹関連で
早乙女くんとの面白いエピソードがあったんだろうなぁ・・・(遠い目)
西森センセイは絵を描くのが大変になってきたとかで、代わりに小説に手を出したり漫画原作したりしてるけど
サンデーの新編集長も西森センセイ帰ってきてー!と言っていたし、もう道士郎2部を再開するしか・・・!
http://gekkansunday.net/rensai/sorakara/100712.html
いつか空から・・・? うう、頭が・・・