ウィモバの日々

Windowsをモバイルする…それがウィモバ(仮)。手のひら端末が好きです

ゲーム用に良コスパのミドルハイ端末POCO X4 GTを買ってみた!

Androidの3Dゲーム用に新たな端末を購入してみた。

1:3Dゲーム用にAndroid端末を物色してみた結果…

という訳でSD855のAndroid端末Galaxy S10で重いと話題の原神を試しにプレイしてみたら見事にドハマりしてしまったわけだが、さすがに3年前の機種という事で遊べるには遊べるが爆熱で本体寿命がかなりヤバそうになってしまった。

なのでせっかくだしゲーム用に端末を買い替えよう!という事で最初は話題のゲームマシンGPD XP Plusを視野に入れていたのだが、色々と調べてみたところ気になったのがPOCO X4 GTという機種。

このPOCOXiaomiのサブブランドで、日本上陸したはいいけど少し高級路線になってしまったXiaomiよりも機能を削ってコスパを上げているという、通ぶりたいコスパ厨にオススメのブランド。

その中でもX4 GTはSoCにMediatek Dimensity 8100を搭載しており、GPU的には2021年に出回ったハイエンドであるSnapDragon888と同等のミドルハイなスペック、かつ消費電力は3/4以下に抑えられているという優れもの。しかもGPD XP PlusのMD1200よりスペックが上で、AliExpressならセール中なら4万円前後とお得!?

これは買うしか…!とついカッとなって買ってしまった。

 

2:POCO X4 GTの簡単なスペック表

いう事でPOCO X4 GTのスペックを簡単におさらい。

OS

Android12/MIUI 13 Global Version

→Android13/MIUI14(更新)

CPU Dimensity 8100 Octa Core
内蔵メモリ(RAM) 8GB
内蔵メモリ(ROM) 128GB / 256GB (UFS3.1)
液晶サイズ / 種類 6.6インチ / IPSディスプレイ
液晶解像度 2460x1080 FHD + DynamicSwitch DotDisplay
液晶性能

144Hz リフレッシュレート,

270Hz タッチサンプリングレート

メインカメラ(外側)

64MP+8MP+2MP AI トリプルカメラ

フロントカメラ(内側) 16MP フロントカメラ
SIMタイプ nanoSIM x 2 , デュアルSIM対応
対応BAND 2G: GSM: 850 900 1800 1900MHz
3G: WCDMA:B1/2/4/5/8
4G: LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/20/28
4G: LTE TDD:B38/40/41
5G*: Sub 6G:NSA&SA
5G*: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
SDカード microSDスロットなし(非対応)
生体認証(指紋 / 顔) 対応(側面) / 対応
その他機能 Wi-Fi 6, Bluetooth 5.3, GPS, Dolby Atmos, NFC
バッテリー容量 5080mAh / 67W急速充電対応
サイズ 約149.9 x 約70.4 x 約7.8 (mm)
重量 約200g

こんな感じの良スペックなマシンだ。

最新のAndroidiPhoneには見劣りするが、ミドルハイのクラスとしては上々のスペックといえるだろう。

 

3:POCO X4 GTの開封、内包物

いう事でいつもの開封の儀をば。

ってパッケージの外側になんか入ってる!?そういえば購入時にセットで保護カバーとガラスフィルムを頼んだが…と嫌な予感が。

梱包材から取り出す。日本用変換プラグと保護カバーは無事だが…なんか箱にも微妙に傷痕?があるしさあ…

やっぱりバリバリじゃないですかやだーーーーーー!

追加購入分の包装やっつけすぎだろ!箱すらなくこんなほぼ生のままの状態で入れてたらそりゃ割れるわ!!!!評価にマイナス1億点!(マジギレ)

まぁ今後はオプションをセット購入する際は皆も気を付けよう…という事で。

少し傷んだ箱を開けた中身は以下のような感じ。

・本体

・保護フィルム(貼付済み)

・透明TPUケース

・USB-Cケーブル

・67W急速充電アダプタ※Cタイプ

・SIMピン

・マニュアルセット(3冊)

とこちらは定番の内容物だった。中身は無事でひと安心。こういうのでいいんだよこういうので。

ついでに本体の背面。シンプルでスッキリとしたデザインで、角度をつけると光沢もあって個人的にはかなり好み。

 

4:POCO X4 GTのセットアップ

という事でさっそくセットアップしていこう。

起動画面。XiaomiがAndroidをカスタマイズしたMIUI 13が入っている。※これは後で更新すると最新のMIUI14になる

グローバル版なので普通に日本語も入っており、これを選べば通常のセットアップと変わらず。なるべく情報を送らない選択肢を選んでいこう。

データの引継ぎなどがなければセットアップ開始から5分ほどでホーム画面がお目見えする。

ストレージ容量は初期状態で23.9GB使用、256GBモデルなら232GBは使える。

 

5:セットアップ後のお約束

中華製スマフォは何故か[戻る]キーが右に配置されている事が多い。気に入らない場合は日本向けと同じように左に配置しなおそう。

[システムナビゲーション]を開くと[ミラーボタン]が…ONになっている!?

これをOFFにする事で戻るボタンが左になった。うーん、MIUIでも標準が左なのに設定でわざと右にしている?(困惑)

 

6:VOLTE通話はSoftbank系と楽天モバイルで確認

スペック表に書いたように、主な4Gの対応BANDは

>4G: LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/20/28
>4G: LTE TDD:B38/40/41

ドコモの場合は1、3は対応しているがプラチナバンドの19/26には非対応。

auの場合も1、3は対応しているがプラチナバンドの18/26には非対応。

Softbankの場合は1、3とプラチナバンドの8にも対応している。

また楽天モバイル3に対応している。(ローミング18/26は非対応だがどうでもいい)

現在、手持ちの通話SIMとしてSoftbankMVNO楽天モバイルがあったので刺して実際に通信と通話が出来るか確認してみた。

自分の環境下で、まずX4 GTに楽天モバイルのSIMを刺すとAPを自動認識してそのままVoLTE通話可能な状態になり通話出来た。

また次にSoftbankMVNOのSIMを刺すと、こちらもSoftbank系のAPは複数設定されていた。一覧には無かったので手動で追加するとVoLTE可能状態になって通話出来た。これなら本家のSoftbankでも大丈夫であろう。

恐らくauとドコモでもVoLTE通話自体は可能かもしれないが、プラチナバンドに対応していないためエリアによっては使い辛い事になる可能性が高く、正直おススメは出来ない。

 

7:カメラの性能チェック

という事で料理の写真をデフォルト設定(AIなし)で撮ってみた。

美味しそう…美味しそうじゃない…?

松屋のカレーも美味しそう…?

ラーメン定食のAIなし・AIあり比較。最初はAIなし。

AI無しの場合は素朴な色合い。お次はAIありで撮影。

AIあり撮影だと露骨に色が鮮やかになって美味しそう。いいんじゃない?

X4 GTのカメラはミドルクラスという事でOIS(光学式手振れ補正)がついていないが、6400万画素なのでそれなりには撮れる、気がする。

 

8:Antutu値(V9.4.4)はパフォーマンスモードで約83万超え

では恒例のAntutuベンチマークを走らせて確認してみよう。

AnTuTu Benchmark - Know Your Android Better

GooglePlayにはないため上記からパッケージをダウンロード&インストール。

まずはデフォルト設定のまま実行した結果。

約76万(GPU:30万)?うーん、意外と低い…?と思って調べてみた結果、通常モードとは別にパフォーマンスモードというのがあるのが分かったので再実行してみた。

実行結果、antutu値は83万(GPU:31万)に上昇。いい感じだ。その後も何度か試してみたが、だいたい同じようなスコアだった。

 

9:原神では60FPS/最高画質の設定で6時間以上遊べる模様

ではいよいよ本命の激重3Dゲーム原神をインストールして遊んでみよう。まずアプリをインストールして、22GB以上の追加データをダウンロードして…(狂気)

オプション画面から画質を[最高]にしてフレームレートを[60fps]に設定すると何故かカスタム扱いになってしまうが、一応設定上は最高画質設定のはず。

タッチ操作は苦手なのでAndroid向けBluetoothコントローラを使って遊んでみた。
画面のV3アイコンはタッチ操作をアレコレするやつなのだ…

実際に60FPSは出ておらず、ゲームモードのFPS表示を信じるなら50~55FPSくらい?

バッテリーが100%から50%になるまで原神をぶっ通しで遊んでみたが、なんと3時間19分も遊べていた。単純計算でいくとこのまま3時間以上は遊べる想定になる。合計6時間も原神漬けはさすがにつらいので実際には遊ばないが、たぶんいけるのだろう。

ちなみに発熱状態もずっと表示していたが、温度上昇はだいたい45℃くらいまでで、S10のように端末が持てないほど熱くなる事もなかった。

Mediatek製SoCの省電力性能すごい。ここまでとは見抜けなかった、このリハクの目をもってしても…(ボンクラ感)

 

10:まとめ。デメリットもあるがコスパ良のオススメ機種

という事でまとめ。

◎低発熱で省電力と高性能を兼ね備えたSoC

◎256GBモデルでも海外通販でセール中なら4万円前後とコスパがいい

○急速充電により46分で満充電

△対応BAND的にSoftbank楽天モバイル以外は厳しい

△画面はIPSで最近のAMOLED(有機EL)より劣る

✕カメラ性能は手ぶれ補正がなかったり性能はよくない

microSDカード非対応(最近の機種は非対応の傾向)

こんな感じでデメリットもあるが、コスパ良ければすべてよし!な人にオススメ。

しばらくはこの機種で遊び倒すぜ・・・!

 

下記はAliExpressのリンク。定価は高いが、稀によくセールをするので安くなるのだ。

https://www.aliexpress.com/item/1005004478417896.html

ただまあ、2023年にはより進化したMediatek 9000の機種も出ているので、9000のほうで安い機種があればそちらもいいかもしれない。