なろう異世界チーレム小説のメモなど
異世界に転移or転生してチート能力で無双してハーレム作っちゃうなろう作品をいくつか読んだうえでのメモ。
別に良いとか悪いとかでなく、たんなる箇条書きマジックを羅列した防備録だよ？
実際、読み返したら難癖に近いのもあるかもしれない。
・偶然紛れ込んだり神や王女に召喚されたりトラックで異世界に転移。大抵は転移時にチートスキルを身に付けて無双。
・クラスごと異世界転移。ハズレスキルと思われて苛められたり冷遇されるが、後から超有能スキルに覚醒して無双。
・異世界と現代を行き来して100円ショップやらスーパーやらコンビニを経営したり食堂を経営したりして現代商品無双。
・異世界転移の亜流。ダンジョンのマスターになって無双。美女をよく捕えて奴隷にするため、ノクターンに多い（？）
・異世界に転生。小さい頃から魔力枯渇させる訓練で運よく死なず、魔力が超一流なチート野郎に成長して戦闘無双。
・異世界に転生したら領主の子供だったので、中世レベルの世界で現代知識チートで石鹸作ったりしてNAISEI無双。
・所謂SAOクローン。VRMMOに閉じ込められて、主人公だけ都合よく特殊イベントで急成長してトップクラスになり無双。
・VRMMOに閉じ込められたりVRMMOに似た世界に転移した際に、元のゲームでカンストだったステータスを引き継いで無双。
・悪役令嬢モノ。ゲームの悪役令嬢に憑依（転生？）して領地をNAISEIしたり恋愛したり逆ハーレムになったり無双したり。
- なろう作品のテンプレ要素
△異世界転生して幼児の頃からスキルや魔法を鍛えたら鍛えただけ強くなってチートな強さになる
ex.無職転生／八男／コミュ難／ワールド・ティーチャー
△異世界転移した直後から最高レベルだったりチートスキルで世界最強クラスの実力で無双
ex.デスマーチ／ネクストライフ／田中のアトリエ／フリーライフ
△俺TUEEEする4,5歳くらいの幼児を子供でなく魅力的な異性の男としてメロメロになるヒロイン
ex.ワールド・ティーチャー／コミュ難
△美しい（奴隷）ヒロインを見かけて手籠めにしようと難癖つけてくるゲスな冒険者・小悪党を断罪する展開が繰り返し
ex.ありふれた職業／ワールド・ティーチャー
△悪役が特に魅力もなく倒されるためにしか存在しないようなゲスで主人公がかっこよく断罪
ex.盾の勇者／ワールド・ティーチャー
○主人公の料理の腕前（スキル）がプロの料理人も裸足で逃げ出すレヴェルでヒロイン達を餌付け
ex.盾の勇者／デスマーチ／ワールド・ティーチャー
○奴隷が特殊な種族だったり亜人で虐げられていたが異世界人の主人公は気にせず接して心を溶かして惚れられる
ex.ワールド・ティーチャー／ネトオク男
○奴隷の美少女が病気や重症、呪い等のワケアリだが主人公が魔法や貴重な回復薬で治して心も癒し、惚れられる
ex.盾の勇者／治癒魔法使い
○奴隷の美少女を購入するがヘタれる等して手は出さない→物語の最後で結ばれるパターン
ex.盾の勇者／ネトオク男／デスマーチ（仮）／治癒魔法使い（仮）
△奴隷の美少女を購入したらすぐ手をつけて、以降ハーレムが増えるたびに喰うヤリチン化
ex.異世界迷宮／ああ勇者／大抵チート／多神の加護
△一度ヒロインと正式に結婚（重婚）した後も追加でハーレムメンバーが増えていく
ex.無職転生／八男／村八分／酷幻想／レベル99冒険者
○クラス転移して能無し扱いの主人公がクラスから離脱してチートスキルで成り上がり
ex.ありふれた職業／捨てられた勇者の英雄譚／隠しスキルで異世界無双
○クラス転移して元苛められっ子だった主人公が勇者（笑）や苛めっ子の思い人を寝取り
ex.ありふれた職業／付与魔法と召喚魔法／余命一年の勇者／捨てられた勇者の英雄譚
○ラスボスは神や邪神
作品多数。むしろ神以外のほうが珍しい？
◎基本的に主人公にあからさまに難癖つけて理不尽に暴力ふるうヒロインは存在しない
作品多数
△物語の中盤までに複数のヒロインを食い散らかして、以降セックスライフを送るヤリチンハーレム化
作品多数（前エントリ参照）
- ハーレム要員が大量なのはヒロインの人格よりもコレクション感覚なのかな、とか
ハーレム自体が安易だなぁとか思いつつ、まぁ男のリビドー丸出し願望としてはしょうがない気もするけど
片手に収まるならまだしも、安易に後から後からハーレム要員を増やしすぎると、ヒロイン一人当たりの
出番や描写が薄まってしまって個性が書き分けされなくなってきてもったいないなぁ、と思う作品があったりなかったり。
たまにある10人以上のハーレムなんて、さすがに水増ししすぎと思うんだよ。
もはやヒロインとの絆を深めることよりも、他人が嫉妬して羨む色んな属性の美少女（美女）という
ガワのアクセサリーだかコレクションを集めるのが目的になっているのか・・・みたいな。
そこにはもはやヒロインの人間性は関係なく、話中でも型通りの反応しかなくもはや記号でしかないよねっていう。
各ヒロインがちゃんと主人公との心の交流を深めて絆を作って愛するにいたる描写をしっかり書かないうちに
愛欲描写に傾いてしまって、ヒロイン達がヤリチン主人公にあっさり股を開くように見える作品なんかは
ヒロインというよりただの都合のいい肉便器扱いにしか見えなくなることもあったりするしね・・・
元々は日本人だった転移／転生ヒロインでも、ヤリチン主人公のハーレムに躊躇なく参加して
絶倫主人公の夜の相手するために他のヒロイン達とベッドで一緒に並んで股開いたり、
ナニのローテが一週間に一回しか回ってこない状況も安易に受け入れるような隷属感もちょっとねえ。
なんかもう性奴隷かよっていう。
- 美少女達にひたすら甘やかされたい願望を叶える理想郷なのか、とか
リアルではハーレムだと歴史的にも正室側室・後宮で跡継ぎ問題や陰謀が飛び交ったりと大変そうだけど
こういう創作話だと基本的に男のために尽くすヒロインだらけで主人公♂が被害を被る事は少なく
女同士の嫉妬・独占欲や順序争いのマウンティングでギスギスした雰囲気になることもなく
ヒロイン達で一致団結協力しあって主人公♂を支えたりチヤホヤ甘やかしてくれる、優しい世界だなぁ、とか。
姫様系ヒロインだと貴族・王族の継承や相続問題で揉めて争いを主人公に解決されて惚れることも多いけど
主人公が貴族・王族になってNAISEIしていても、主人公のハーレム内に限ってはそういう問題は起こらないんだもんねぇ・・・
主人公が優遇されひたすら都合がよく居心地がいい、ぬるま湯な世界。いわゆる胎内回帰願望？
ストレス社会だからこそ、こういうストレスのない世界感がいいのかな。
- よくハーレム達とベッドインするヤリチン作品が受けるのか、とか
昔買いあさっていたラノベだと、例えば阿智太郎作品みたく作中は主人公もヒロインも清く正しい健全な交際だったり
スレイヤーズのリナとガウリィのように腐れ縁の旅で、お互い相思相愛になったあたりまでで肉体関係に入らずに終わったり
ゴクドーくんのように男女で100年以上コンビ組んでも性的関係が全然描写されないような腐れ縁関係だったり
異世界転移するA君(17)の戦争でもグロいシーンだったりハーレムはあっても本番シーンはなかったり
ゼロ年代の金字塔的なゼロの使い魔も、一線は守られていた、というか主人公はメインヒロインに一途なイケメンだしね。
あかほり作品みたいにハーレムで主人公がスケベだったりしても、基本的にプラトニックな関係が重点で
直接の性行為の描写はあっても、控えめだった気がする。（MAZEの近親シーンも描写は控えめだった・・・気がする）
作品の途中で本番を行うニュアンスがある作品でも、あくまで対象は特定キャラだけだったり
事後を匂わせる描写だけで直接の本番を含む性的交渉を行う表現は控えめなものが多かった、と思う。
（ぱっと思いつくのは悪魔のミカタ、クリスタニア、ブギーポップ、イリヤの空、赤川次郎作品はラノベ？etc）
小中高校生向けのライトなラノベだとそれくらいまでが表現の限界だったのかもしれないけど。
一方なろう小説では、R15で童貞だった主人公がヤリチン化、ハーレムヒロイン達と何度もベッドインする描写やら
全員とベッドで多人数プレイ、ディープキスやペッティングまで描くのが多く、やがては結婚（重婚）してからの
孕ませ妊娠出産まで至っちゃう話もあるしね・・・ 一部はちょっとしたエロ小説レヴェル。
漫画でいうと本番シーンがめったにない少年漫画に対する、青年向け漫画な扱いっぽい？
ヤリチンハーレムな主人公の作品もわりと書籍化されてるし、そういった作品が求められているというのは
対象読者の年齢層がラノベに比べて高めなせいなのかしら。
カネを落とすオタクターゲットの高齢化・・・課金な・・・
- 偶像的な美少女達がヤリチンに喰われるのはひとつのNTR感？
Web小説が書籍化されると美麗絵師のイラストや挿絵が付くことになるけど、健全な疑似ハーレム作品だったり
最初からエロが主題な作品だと全然問題ないんだけど、それが一見健全そうで主人公がヤリチンなハーレムな作品だと
イラストではみんなチンポなんて知りませんみたいな顔しているくせに、一見清楚系で清純派なヒロインも
穢れを知らなさそうな姫君も気高そうな女騎士も快活そうな元気っ娘も二次性徴が来てなさそうな幼い妹系キャラも
話の途中でエロ漫画やエロゲーやノクターン作品のようにみんなヤリチン絶倫主人公に処女を食い散らかされて
ヤリチンポで生ハメ孕まセックスしまくってるのかー、と後から分かってしまうと、なんか心がざわついてしまう。
ちょっとしたNTR感覚？そういったエロシーンがあると最初から明記してくれていたら覚悟出来るからいいんだけど、
不意打ちだとギャップで精神的ダメージが大きいんだよねー。
※あくまで俺氏の個人的な見解です
別にエロ自体は悪いわけじゃないし、エロがメインの作品のヒロインならエロシーンがあって当然で特に問題はない。
主人公が活躍して英雄になって、作品の終盤あたりでハーレム達と結ばれて結婚初夜なんかがある程度なら別にいいとも。
また、特定の一人のヒロインだけを愛する純愛作品なら、二人で爛れた関係になって行き着くところまで行くのも
それはそれで普通にありだとは思える。
個人的な感覚でいえば、タイトルが見るからにアレなノクターン(18K)上がりの「ダンジョンハーレムマスター」や
初っ端から主人公の目的がハーレム希望でスケベな「元勇者」なんかは、最初からそういう毛色だと分かっているし
主人公がオープンスケベだと見てる分にも嫌悪感は特に感じない。
むしろスケベは健全でいいよね・・・みたいな。某鬼畜王さんの偉大さは強い（確信）
途中から主人公がヤリチンになってハーレム達とセックスしまくる作品への嫌悪感は、オタクな読者からすると、
オタクによくいるちょっと後ろ向きなヘタレで奥手で優柔不断でムッツリスケベな親しみやすい主人公が
途中から処女を喰い散らかすヤリチン野郎に豹変してしまうのが読者への裏切りと感じるのもあるかもしれない。
また、ヒロイン達のほうも一見すると穢れを知らなさそうな清純ヒロインに惹かれてみたら、
途中でヤリチン野郎に喰われて穢される都合のいい肉便器の一人だったと後から知らされてしまうと
裏切られてちくしょう！みたく感じてしまう、のかな。偶像化されたアイドルが穢される感覚。
極端な例で書いてみると、アイマスの夢を目指してキラキラ輝いている清純で綺麗なアイドル達が公式で
全員ヤリチンに喰われて調教されている肉便器でした、と発覚する。みたいな？想像しただけで死にそうになってきた・・・
転生主人公はたいてい15歳以下でハーレムを作ってヤリチン化しちゃうことも多いけど
これも女性にほとんど縁がなく悲惨な青春時代を送ってきた日陰者のオタクな中年男性達にとっては
ピチピチで若い性欲の強い青春時代に若返って他人の羨む美少女達に囲まれて絶倫MUSOUしたいという願望？
ROMANがあるのかな？とか。
（・・・さすがに拗らせすぎじゃね？）（まあいいじゃん）
