ペット的小動物(哺乳類)を調べてみた忘備録
今の生活スタイルでは寂しすぎて人肌が恋しいので動物を飼いたくて飼いたくて震えるけど
仕事にふりまわされて面倒が見られないので飼う予定はないけど小動物を飼うつもり満々で調べた小動物の傾向。
※鳥も一部はよく懐くのは知っているけど、今回は哺乳類に限定。
実際に飼ってる人からすると嘘つけやオラァ!という話もあるだろうけどそれはそれで。
哺乳類の小動物の全体的な傾向としては
・汗をかかない動物が多いので温度管理が大変。地域によっては夏はエアコンが必須。
・冬はうさ暖などペット用ヒーターとケージ(ケース)に毛布などの保温で済むことも。
・水につかるのを拒否反応する個体が多いので綺麗にしたければ砂浴びをさせる。お湯で直接洗うのはよっぽどの汚れ時。
・被捕食者なので弱みを見せると狙われるため、怪我とか病気の時にも隠して元気にふるまうので糞や餌の食べ具合に注意が必要。
・被捕食者なので、上から掴むと鳥などの捕食者に攻撃されたと認識してストレスになるからやめよう。
・抱っこは自然界にはないので苦手な個体も多いが、学習次第で抱っこに慣れる場合もある。
・集団生活を送る動物は仲間と認められれば撫で(毛繕い)を受け入れて、毛繕いをお返ししてくれることもある。
・個別飼いすると集団で生活する種類の動物なら時間をかけて正しく飼えば人間にベタ馴れに懐く。
・オスよりメスのほうが飼いやすいが、メスよりオスのほうが甘えてベタ馴れになりやすい。
・多頭飼いの場合は、メスのほうが多頭飼いしやすい。
・オスの多頭飼いは子供のうちはいいが、一緒に育った兄弟とかでも縄張り争いが始まると危険
・多頭飼いすると同じ種族同士で優先的に仲良くなり、飼い主に懐きにくくなって最悪餌やりマシーン扱い
・トイレは覚える子もいれば覚えない子もいる。トイレの工夫によって使うようになる個体もいるが基本犬猫のようには覚えないものと覚悟する
・ケーブル類は噛むからもし部屋散歩するなら絶対に保護しておくこと。最悪の場合噛んで感電して死ぬから注意
なんかの特徴があるっぽい。
当然ながら動物には個体差があるので上に当てはまらない子、生来的に懐きやすい子、懐きにくい子、
ブリーダーやペットショップでの扱いによって懐きやすくなってる子、人間不信の子など性格は様々。
愛玩動物が欲しいなら種族よりも個体差による特性をみて人に懐く個体を選んだ方がいいともいえる。
ハムスター
寿命:×
2〜3年。
鳴き声、音:×
めったに鳴かない。ほぼ警戒の時だけ
スキンシップ:×
餌をやったり部屋散歩に出すなどで手に乗るといいことが起こると覚えると手乗りにはなるが、懐いているとは言い難い。
毛づくろいや撫では要求してこない。
注意点:☆
基本的に触れ合う動物ではなく観賞用の動物。
ほとんどのハムスターはサイズの問題で「手」や声は認識するが、人間全体の姿は認識できていないと思われる。
ゴールデンは集団生活しないので懐かない。縄張り争いするため多頭飼いNG。馴れれば爬虫類のようにハンドリングは出来る。
ジャンガリアンは集団生活できたりできなかったりする。人間全体は認識できていないが手には懐くというか馴れる?
ロボロフスキーは集団生活を送れる確率が高いが、小さすぎて人間を認識できないので懐かない。集団生活は見ててかわいい。
クロハラのみ躯体が大きく長生きする。野生が残っているため凶暴。単独行動のため多頭飼いは出来ない。
マウス
寿命:×
2〜3年。
鳴き声、音:×
めったに鳴かない。マウス同士は人間に聴こえない帯域でよく会話はしているらしい。
懐くと手をぺろぺろしてくるが、ラットほどには懐かない。手は認識するが人間全体は認識できていない?
破壊力:△
本体が小さいだけに破壊力もそこまで大きくはない。
スキンシップ:×
餌をくれたり部屋散歩など手をいいものとして覚えるので手乗りにはなるが、懐いているかは怪しい。
毛づくろいや撫では要求してこない。
臭い:○
マウスのオスはおしっこの臭いがきつい。メスはそれほどでもない。
注意点:☆
単独生活を好むハムスターと違ってグループ生活を営むので多頭飼いしやすいしハムより馴れる。
だがもろにネズミなしっぽのせいでハムスターより人気が低い。
ラット
寿命:×
2〜3年。
鳴き声、音:△
あまり鳴かない。ラット同士は人間に聴こえない帯域でよく会話はしているらしい。懐くと人間相手にも鳴く。
懐くと甘えてぺろぺろしてくる。
破壊力:△
マウスより大きいが破壊力はそこまで大きくはない。
臭い:○
本体が大きいため糞も大きく、雑食なのでそれなりに臭う。
スキンシップ:△
撫でを覚えさせれば撫でろと要求してくるように。撫で(毛づくろい)にお返ししてくれることも。
抱っこは出来たり出来なかったりする。
ラットショーがあるように学習能力が高いので遊んだり芸も仕込める。
注意点:☆
うまく飼えばよく懐く頭の良さと、種族的に寿命が短いというアンバランスさが目立つ。
懐きにくい個体でも1年くらいかけて信頼してくれてベタ慣れになったと思ったらお別れが近い・・・とか
寿命が短すぎるという欠点は大きい。
シマリス
寿命:○
6年〜8年。5〜10年という説も。
鳴き声、音:○
発情期は声を枯らせるくらいまでうるさく鳴くが、普段はほとんど鳴かない。
破壊力:△
本体が小さいだけに破壊力もそこまで大きくはない、が・・・タイガー化すると危険な動物になる。
臭い:△
雑食だが本体は砂浴びさせておけばそこまで臭わない。
スキンシップ:×
手載りにはなるが、自分から撫でや抱っこの要求まではしてこない。
注意点:☆
かわいらしく学習能力もあり、野生では単体生活だが人にも馴れる。かわいらしいんだけど・・・
寒くなる時期に凶暴化する「タイガー化」が起こると噛みリスとなり、人へ執拗に攻撃し流血が免れない。
タイガー化は春には解除される場合もあればずっと解除されないままの個体もいるとか。
一説によるとよく懐かせているほどタイガー化が起こりやすい、との話もあるけど実際の原因は不明。
(仮説:懐かせる=部屋散歩させる=外もリスのテリトリーと認識する=人間がテリトリーを犯していると認識されるせい?)
キタリス、エゾリス、タイワンリス等
注意点:☆
ペットとして飼われていたのが野生化して繁殖した?だとかで外来なんとかに指定されてしまって現状ではペットとして飼えない。
検索したらその法律以前に飼っていた人たちのブログが見つかるが、わりとよく人に懐いていたようだ。
シマリスのようなタイガー化も起きないし飼いやすそうだったんだけどね・・・今ならデグーか。
デグー
寿命:○
5〜8年といわれる。飼い方次第で10年以上生きることも。
鳴き声、音:○
「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれるように様々な鳴き声を使い分けて気持ちを伝える。
要求や感情を鳴き声で伝える動物は他にもいるがデグーほどは使い分けない、らしい。
破壊力:△
そんなに破壊活動はしない。
臭い:△
本体は完全な草食なので。砂浴びさせておけばそこまで臭わない。
スキンシップ:△
単体飼いだと寂しい場合に呼び鳴きする。
撫でを覚えさせれば撫でも要求してくる。気持ちよければ声を上げてヘヴン状態になり、毛づくろいのお返しもしてくれる。
学習能力が高いので遊んだり芸を覚えさせたり出来る。抱っこは出来たり出来なかったりする。
注意点:☆
社会性が高いため人によく懐く。
その一方でデグーは普段の状態から糖尿病にかかりやすい状態とされるので、糖分の高いおやつをやりすぎると
すぐ糖尿病になり、その状態で放置すると白内障や合併症も起こり寿命も短くなる。
だがしかしデグーは甘いモノは好みなので、おやつをねだられた時に飼い主に食事の節度が求められる。
チンチラ(猫じゃなくてげっし類)
寿命:◎
10〜15年といわれるが、飼い方次第で20年以上生きる。
鳴き声、音:○
気持ちや感情を鳴き声で伝える。
破壊力:○
それなりには壁などを掘ったりする。
臭い:△
本体は完全な草食なので。砂浴びさせておけばそこまで臭わない。
スキンシップ:△
撫でを覚えさせれば撫でも要求してくる。学習能力が高いので遊んだり芸も仕込める。
注意点:☆
社会性が高いため人によく懐く。
欠点として、元々標高の高い寒冷地に住んでいるため温度管理が非常にシビア。
常にエアコンフル稼働のうえ体調管理も必須で、忙しい人や貧乏人には飼いづらい。
参考:http://chinchilla.e-mon.net/
モルモット
寿命:○
6〜8年くらいと言われる。10年以上生きる個体も。
鳴き声、音:◎
要求や感情を鳴き声で伝える。餌の要求時はうるさく声を枯らすくらい鳴く食いしん坊。
また抱っこなど甘える時もよく鳴いて甘えん坊。まさに愛玩動物中の愛玩動物。
破壊力:△
破壊活動はそこまでしない。
スキンシップ:○
鳴き声をあげながら撫でや抱っこを要求してくるし、気持ち良ければ鳴く。まさに愛玩動物。
ハーネスを覚えさせて外散歩できる子もいる。
外には危険も多いけど、大自然の中で植物食べ放題に歓喜するモルはかわいい。
臭い:◎
モル自身の臭いは草食できつくはないが、モルの特性としてトイレを全然覚えないのでそこらにして自身にも汚れが付きやすい。
またおしっこの量がすごいので放置するとすぐ臭くなる。毎日数回の掃除が可能ならば臭いは抑えられる。
参考:http://marmot.siiku.info/
ウサギ
寿命:○
5〜7年くらいといわれるが育て方次第で10年以上生きる。
鳴き声、音:△
うさぎは声帯がないので犬猫のような鳴き声はないが、喉を震わせて低い声や金切り声をあげることはある。
感情が分かりにくいが、慣れると顔の表情や態度で分かるようになる。
また不満時に行う床のスタンピングはわりとうるさい。
破壊力:○
木製の家具や柱は噛み、畳は掘るのでボロボロになる。カーペットも齧り壁紙も剥がしたりと
意外とアグレッシブに破壊するので放し飼いには覚悟が必要。
ジャンプ力があるのでサークルなんかも飛び越えられないよう高さに注意。
臭い:△
草食や野菜食ONLYなら掃除を怠らなければほぼ臭いはない。
スキンシップ:○
懐けば近寄ってきて自分から撫でを要求してくる。
抱っこは苦手な子が多い。小さい時から抱っこをしつければ抱っこになれる個体もいるが無理なままの場合も。
ハーネスを覚えさせて外散歩できる子もいる。
注意点:☆
見た目と生態にギャップのある、かわいいだけでは飼えない動物。
ネザーは神経質でロップは穏やか等といわれるが、全体的に神経質なのでストレスで弱る。
発情期になると体力の消耗や交尾できないストレスがたまって弱るため去勢や避妊手術を勧められる。
正しく育てるとよく懐き甘えるが、犬や猫のような「しつけ」は出来ないので時間をかけて学習させるしかない。
躾のために手を出すと飼い主を敵を認識して攻撃的になり、凶暴化すると手が付けられなくなる。
また逆に甘やかしすぎると権威症候群となって不満時には噛みつきなどの攻撃を行うようになって手が付けられなくなる。
飼い主にマウンティング行為をしてきたら要注意。
プレーリードッグ
寿命:○
6〜12年。長ければ10年生きるといわれる。
オダントマにかかってしまうとほぼ半年〜1年半で亡くなってしまうので歯を大事に。
鳴き声、音:○
甘える時や威嚇、不満時などに鳴き声を使い分けるので感情は分かりやすい。
破壊力:◎
人に懐きよく甘えるが、気に入らないことがあってスイッチが入ると本気で噛んでくるので流血は必須。
爪と歯の破壊力があるので、外に出すと木製の家具や柱は噛まれ、壁が掘られる覚悟が必要。
ある程度の高さのサークルは登ったりジャンプして飛び越え、わりと細い隙間も意外と入り込む。
何度も戻そうとすると逆切れされて噛まれることも。
小動物の中ではトップクラスの破壊力。
臭い:○
独特の臭いがあるが、草食を基本とした雑食なので食事に気を付ければそこまで臭くはない。
臭腺があるが、フェレットほどは臭いは強くないので臭腺の除去は不要。
オスは発情期には臭いがきつくなり、凶暴化するのであまり発情期が強いと去勢を勧められることも。
メスも発情期はあるが臭いもオスほどではなく期間も短い。
スキンシップ:◎
気まぐれに撫でや抱っこを要求して甘えてくる。甘えたいときは積極的に飼い主の足や体に抱きついてくる。
家に帰ってくるとキャッホーと挨拶し、呼べば返事し、挨拶でキスしてくる個体も多い。
飼い主と一緒に(密着して)寝るたがる子も。
学習能力が高いので遊びや、芸も根気よくやれば仕込める。
ハーネスを覚えさせて外散歩できる子もいる。
注意点:☆
プレーリードッグは群れで暮らす動物のため、仲間と認めてくれると前述のようによく懐き甘えてくる一方で
家畜としての歴史はほとんどなく、野生をむき出しにしてしてくるため飼い主の怪我が絶えない。
おまけに発情期のオスは凶暴化するため危険度が上がる。
さらに、10年くらい前までは1万円程度で飼えたけど環境省のせいで輸入が禁止されてしまい
国内繁殖だけでは供給が追いつかず数十万円する高級ペットになってしまっている。
それでも愛をもって飼う人も少なくはない上級者向けのペット。
リチャードソンジリス、ヨーロッパハタリス等
寿命:△
5〜7年といわれる。
プレと同じくオダントマにかかるので歯を大事に。
鳴き声、音:○
鳴き声を使い分ける。
破壊力:○
プレより小さいので破壊もプレよりは被害が小さいが、やはり習性として掘った齧ったりはする。流血に注意。
スキンシップ:△
撫でを覚えさせれば撫でを要求してくる。
ジリスやハタリスは基本は単独生活なので懐かないが、リチャードソンジリスはコロニーを作ることもあるので
それなりに懐く。だがプレのようには甘えてこない。
2015/6/12追記。リチャードソンジリスも、しっかり調べてみると結構甘える個体も多そうだね。外散歩も可能っぽい!
臭い:○
プレーリードッグよりは少ないが、発情期は結構強い。
フェレット:
寿命:△
5〜8年と言われる。10年以上の個体もいるらしい。
病気がなければ長生きするが、フェレットの特徴として4〜5歳になって老化がはじまると
腫瘍などの病気にかかりやすくなるのでそこからが境目っぽい。
病気が多くなるため、手術などで病院代も結構かかるので覚悟して飼うこと。
鳴き声、音:△
大きい声ではないが、感情を鳴き声で表現する。
破壊力:○
動きが俊敏で活動的。げっし類のように歯で削りはしないがソファや畳は爪で掘る。
結構細い場所にも突っ込めるため隙間にも注意。
肉食獣のため噛みつくこともあるので噛み癖に要注意。
またフェレットの遊びは活発すぎて単体飼いだと飼い主の手に負えなくなりがちなので
多頭飼いでフェレット同士で遊んでもらうのが見てて楽しい。
スキンシップ:◎
単体飼いならよく遊びを要求してくるし、撫でや抱っこを要求してくることも。
ベタ慣れならまとわりついたり体を登ってきてマフラー状態にも。
ハーネスで外散歩が出来る個体もいるが、モルやウサギ、プレなんかのように草食ではないし
あまりメリットはないので危険を考えると部屋散歩だけのほうがいい。
臭い:◎
本体の臭いと臭腺の臭いが強く、フェレットを飼ってると分かるくらい独特の獣臭がある。
臭腺除去の手術を行うことが推奨されており、手術をすれば臭いもマシになり病気の予防にもなる。
また発情期にも強い臭いを発するが、去勢や避妊手術を行うことで抑えられる。
注意点:☆
「犬と猫のいいトコ取り」と表現されるように遊びが好きで根気よく育てて懐くとすごく甘えてくるが
年を取ると病気によくかかり、寿命が短いのが難点。
フクロモモンガ
寿命:○
7〜8年。長いと10年以上生きる。
鳴き声、音:△
鳴き声でコミュニケーションを取るが本体が小さいので声も小さい。
また、臭いでもコミュニケーションを取る。
破壊力:×
破壊という点では小さいためほぼない。
臭い:○
臭腺があるので本体の臭いも結構あり、特性上部屋散歩をさせると立体的にマーキングするため部屋中が・・・
スキンシップ:○
懐くと飼い主の体にまとわりつき、撫でを要求してくる。
注意点:☆
集団生活の特性があるため1匹飼いならベタ慣れになるが、1匹だけだとストレスで弱りやすいので
オスメスのペア飼いが勧められるっぽい。
ハリネズミ
寿命:△
平均4年程度らしい。日本の気候が合わない?
スキンシップ:×
餌は要求するが特に撫でや抱っこを要求してくることはない。
注意点:☆
人に懐くとも懐かないともいわれる。飼ってる人のサイトを読んだりしてもマチマチ。
単体飼育を勧められるように野生生活では基本的に単独生活のため、単独生活するゴールデンハムスターと同じで
学習によって餌をくれる飼い主を覚えて馴れるため、ゴルハムや爬虫類のようにハンドリングも出来るが
基本的に自分から甘える動物ではないと思う。ただ、ゴルハムにもごくまれに
明らかに飼い主を認識して懐いているようにみえる個体(キセキの個体)もいるため、懐くハリネズミの個体も否定はしない。
ということで・・・小動物でも種類によっては一緒に寝たり遊んだり一緒に外を散歩することも出来たり出来なかったりする。
懐かない動物よりは懐く動物のほうが愛着は持てそうだけど・・・結局は個体差も大きいからね。人間にも色々いるように。
ペットに結論はないので飼える環境なら好みの好きな動物を責任を持って飼おう。
俺も大金持ちになって余裕ができたらペット飼いたいなぁ・・・