ウィモバの日々

Windowsをモバイルする…それがウィモバ(仮)。手のひら端末が好きです

新世代のUMPCは4社から同等レベルの端末が発売されて群雄割拠すぎるんだもん!

かつて2000年代に旧世代AtomのSoCで各社がこぞってUMPC(雑に言うと10インチ未満の小型ノートパソコン)を発売していたが、当時のSoCでは非力すぎて正直実用的とは言い難かった。それから10年以上の時を経て、2017年にGPD社が最終世代AtomのGPD Pocket(7インチ)で殴り込みをかけたのを皮切りに、中華各社から同じようなパク…げふん競合製品が現れ日本、いやさ世界中へのUMPC侵略が続く。

ということで2019年10月時点でのUMPC情勢をまとめ。

 

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①GPD Technology社のGPD P2 MAX(8.9インチ/公称値650g)

[セット品]GPD P2 MAX Core m3-8100y搭載 16GBメモリ 512GB NVMe M.2 SSD 日本語版 Three Oneオリジナルセット

GPD Technology社が初代Pocketを進化させたPocket2を更に進化させた、2019年時点でのGPDの最新スペックマシン。

Core m3-8100y(Passmark値3562)/メモリ16GB/SSD512GBと開発マシンとして十分実用的なレヴェル。Twitterでよくネタになるメモリ2GBや4GBの低スペックPCとは雲泥の差がある。さらに他社(主にOnemix)への対抗からか指紋認証も追加されている。

個人的にはスペック的には十分魅力的なのだが…微妙だと感じたPocket2のキーボードレイアウトよりさらにキーボードが改悪されているのがちょっと、という感じ。1段少なくなっており、記号が詰め込み過ぎて使い辛い。

やはりPCたるもの文字を快適に気持ちよく打ててナンボなので。ユーザから散々指摘をされていたのに何故不評な俺俺キーボードになってしまったのやら。キーボードだけで言えば間違いなく初代Pocketが一番よかったのが残念。

 

②ONE-NETBOOK社のOneMix 3/3s(8.4インチ/公称値659g)

ONE-NETBOOK OneMix 3 ミニパソコン 超薄型 ( Windows10 / 8.4インチ 2560*1600 IPSタッチパネル / Intel Core m3-8100Y / 8GB RAM + 256GB PCIe SSD / 360度YOGAモード / 4096段階の筆圧に対応 / バックライト付きキーボード ) シルバー

GPDの後追いで台頭してきた新興ONE-NETBOOK Technology社のOneMixシリーズが進化を積み重ねたOneMix3。主なスペック的にはP2MAXとほぼ同等だが、キーボードバックライトやYOGAモード、4096段階の筆圧対応など付加機能が多い。キーボードレイアウトもP2MAXよりまともな作りになっており、現状GPDを喰っていると言われる。

ただハイグレードなモデルだと10万円を軽く超えたり最上位は15万もするため、個人的にはそれくらい出すならUMPCでなく国産のレッツノートなどで品質を求めても…みたいな気持ちもあるw

 

③CHUWI社のMiniBook(8インチ/公称値0.65kg)

Makuake|手のひらサイズで大満足のパフォーマンス!最強UMPCを目指したMiniBook|マクアケ - クラウドファンディング

タブレットやノート等で実績のあるCHUWI社からも似たようなスペックのUMPCが登場。9月末時点ではまだIGGのクラウドファンディングでBackした一般層に届いていないので現物のレビューは未知数だが、ベテランのメーカーなので品質にまず問題はないだろう。

スペック的にはキーボードバックライトに筆圧対応やYOGAスタイルなどOneMix3と似ている感じなので、OneMixに比べると値段的なコスパは良いように見える。

 

④Magic-Ben社のMAG1(8.9インチ/公称値690g)

高性能なUMPC『MAG1』が登場! 8.9インチの2560×1600で8万7000円 | ニコニコニュース

2019年9月に突如として現れた第四の選択肢。スペックは横並び。ベンチャー企業らしいので品質は未知数すぎるのだが、果たして…?

 

 

という感じで、2019年10月にはいつの間にか4社から同等クラスのUMPCが発売される事になっているんだもん!

カタログスペック的にはどれも実用レベルだが、もちろん各PCとも実用には一長一短があるのでレビューを調べて好みで選ぼう!的な話もあるが、贅沢な悩みになるんだもん!

個人的にはやはり先発で初代Pocketを出してくれたGPD社を応援したいが、変に拗らせた配置のキーボードが続くのではなあ。今後発売されるWIN MAXもどうなることか…がんばって!