CHUWIの8インチ軽量UMPC 初代MiniBookを買ってみた!開封~ベンチマーク
※これは2019年末に発売された初代Minibookの記事です。
CHUWIの軽量UMPC「MiniBook」のCore m3モデルがAliExpressの11.11セール、通称独身の日でなんとクーポン価格で約52000円!と格安だったのでつい買っちゃった。OneMixのように10万超えだと躊躇してしまうが、5万少々くらいなら手が出しやすいオモチャ価格だからね。
えっ「中華UMPCは品質が怪しいので買わない」とか言ってただろって?大人はウソつきではないのです、間違えをするだけなのです…以上、言い訳終わり!
- ①あらためてMinibookの主なスペック確認
- ②開封の議~内包物。本体重量は680g
- ③外観~Yogaスタイル、キーボード
- ④初期セットアップ(適当)
- ⑤eMMCの初期ストレージ容量と速度測定
- ⑥microSDカードの速度測定
- ⑦ドラクエ10とFF14のベンチマーク結果。意外と低いスコア
- ⑧CINEBENCHベンチマークでは平均的な値
- ⑨おまけ。初代GPD Pocketと並べてみた
①あらためてMinibookの主なスペック確認
MiniBookのスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core M3-8100Y |
グラフィックス | UHD Graphics 615 |
メモリ | 8 / 16GB LPDDR3(オンボード) |
メインストレージ | 128GB eMMC |
追加ストレージ | 256GB / 512GB SSD(オプション) |
解像度 | 1920×1200 |
タッチパネル | 10ポイントマルチタッチ |
LTEスロット | 無し(非対応) |
サイズ | 201×128.6×19.3mm |
重量 | 0.65kg |
フロントカメラ | 2MP |
入出力IO1 | USB-C x1、USB-A3.0×1、USB-A2.0×1 |
入出力IO2 | microSDカードスロット |
入出力IO3 | Mini HDMI |
その他 | キーボードバックライト、指紋認証 |
となかなかのスペック。アリエクスプレス版はSSD無し、メモリ8GBだがSSDを追加すれば十分実用的、と思う。
②開封の議~内包物。本体重量は680g
11/11に購入後、約一週間後の19日には届いた。はやーい!
しっかりした厚みのあるエアクッションに包まれており、これなら雑に扱われても大丈夫な感じがすごい。
箱自体は普通。
梱包物の中身を並べてみた。本体、ACアダプタ以外は説明書などで特筆すべき物はなし。
説明書は多言語対応で、その中には日本語のページもある。クラウドファンディングでは日本語キーボードも対応していたりUMPC(ガジェット)好きな日本市場を意識している事が伺える。まぁその割にはIGGの発送~到着が当初より2か月遅れでだいぶ不評を買ってしまったようだが…w
恒例の重量チェック。公称650gだったが、測ってみると少し重い680gだった。まぁ十分軽いが。
③外観~Yogaスタイル、キーボード
外観はメタリックで上品なボディ。
右側面はイヤホンジャック、USB-A2.0ポート、MicroSDカードスロット。
左側面はUSB-C、MiniHDMI、USB-A3.0ポートが備わっている。
背面は廃熱孔。ヒンジ部はOneMixやCF-RZ等と同じようにYogaスタイルに変形するための機構が備わっている。
前面は特になし。
本PCの特徴であるタブレットモード、通称Yogaスタイル。本体底面についているゴム足のせいでつっかえて完全に360度には開き切らない様子。
キーボード部。右上の赤いボタンが電源ボタン兼指紋認証部分。
日本語キーボードも存在するが、自分が購入したのは英語キーボード。後述するが、とあるフリーソフトを使用する事で日本語入力も問題なく使える。慣れないうちはAのキー等は少し打ちにくいが、なれればなんとかなるっぽい。TABの位置が変則的なので、プログラミングやExcel入力等でTABを多用する場合はキーの置き換えが必要かもしれない。
④初期セットアップ(適当)
では電源を入れてセットアップしていく。
一番最初だけ英語だが、ここでスクロールして日本語を選べば後は普通のWindows初期セットアップと同じ。
このまま続行していけば、10分もすればおなじみデスクトップ画面に到達する。なお、途中のキーボードや地域は日本語をちゃんと選ぼう。
まぁPCに慣れている人なら特に問題なくこれるはず。
⑤eMMCの初期ストレージ容量と速度測定
ではPCの情報を見ていく。
OSはWindows10Home、CPUはCore m3-8100Y、メモリ8GBモデル、など。
内蔵ドライブはGeneric SLD128(eMMC)でCドライブのみ存在。初期状態での空き容量は89.1GB/114GB。
ストレージ速度測定結果。eMMCにしてはなかなか速い模様。
⑥microSDカードの速度測定
AliExpressで一緒に購入した公称読込速度100MB/sのmicroSDカード(サンディスク公式販売)を使用して速度をチェックしてみた。
まずPC本体のmicroSDスロットに直接刺した結果。
2回計測したがほぼ同じ値だった。まぁ読込70MB/s、書込40MB/s出ているから悪くはないか?という感じ。
次はmicroSDカードリーダでUSBとして認識させた場合。
カードリーダの特性か、チップの相性の影響か大容量なファイルのR/W速度は明らかに上がっているが、4Kibブロックサイズのほうの速度は下がってしまった。うーん。まぁシーケンシャルは出ているので悪くはないかな?という感じ。
⑦ドラクエ10とFF14のベンチマーク結果。意外と低いスコア
では恒例のドラクエ10ベンチマーク。まぁGPD WIN2やSoCが同じCF-RZ8等と同等の6000ちょっとくらいだろうなー、とタカをくくっていたら…
まさかの4441と明らかに低いスコア。ナンデ!?みたいな。
ついでにフルスクリーン標準画質でも測定してみたが、これも明らかに遅い。電源オプションを少しいじったり電源を刺した状態でも行ってみたが変わらず…ナンデ?
ちなみにベンチマーク中は温度が最大75度くらいまで上がる模様だが、すぐ40度代に下がっていた。
あまりにおかしいので、デバイスマネージャーでGPUドライバを更新してみたらまさかの更新がかかったので、再起動してもう一度トライしてみた。
再チャレンジ結果、4800台くらいに落ち着いた。少しは向上したが、やはり同じSoCの機種ベンチ結果に比べて明らかに遅い。eMMCの速度の影響か?要調査。
温度はベンチ中は73度、ベンチ終了後は46度と前回と同じくらいだった。
ついでにFF14のベンチマーク。以前試したCF-RZ8と同じくフルHDの標準画質・フルスクリーンでの結果。
こちらも1000を切る低スコアと首を傾げる結果だった。
⑧CINEBENCHベンチマークでは平均的な値
ついでにcinebench R20でもベンチマークをとってみた。
こちらのベンチはCPU依存なせいか、最高で603とSoCの底力を発揮したスコアが出ていた。
⑨おまけ。初代GPD Pocketと並べてみた
せっかくなので愛用していた2年前の初代GPD Pocketと並べてみた。
7インチと8インチの差が意外と大きいのか、同じサイトを表示しても見える情報量が違う模様。初代Pocketはキーボードレイアウトも改悪された(と個人的に思ってる)2とかと比べたら意外と悪くないし、TKBトラックポイントは好きだったんだけどなあ。