ウィモバの日々

Windowsをモバイルする…それがウィモバ(仮)。手のひら端末が好きです

Redmi note4(china版)にグローバルROMを焼いてみた。マルウェア怖い

前回のエントリにて中華版のRedmi Note4を購入した訳だが。

auガラケーSIM対応なRedmi note4(china版)を購入してみた! - ウィモバの日々

載っている中華ROMは大陸サービス中心で、UIも日本語ではなく扱いづらい。そこでグローバルROMを導入する事にした。

 

結論だけ書くと「メモ置き場のブログ」様のこのエントリを読めば簡単に出来た。すごーい!

中華スマホRedmi Note 4で遊ぶ その5: グローバル版ROMへの変更方法 | メモ置場のブログ

なのでぶっちゃけ書くことがない。とはいえせっかくだから自分用のメモを残しておく。

 

1.必要なファイルをダウンロード

グローバルROM化する前準備として、グローバルROM及びそれを端末に書き込むためのツールをダウンロードする。

Flashツール

このサイトからROMを書き込むためのFlashツールをダウンロードする。 

SP Flash Tool v5.1824 - Download SmartPhone Flash Tool

Windows環境なら[Windows]リンクを押してその先の一番上のファイル SP_Flash_Tool_v5.1824_Win.zip をダウンロード。

②USBドライバ

同じサイトから、MediaTek用のUSBドライバもダウンロードする。

SP Flash Tool v5.1824 - Download SmartPhone Flash Tool

にアクセスし、画面下のほうにある[Download MediaTek USB VCOM drivers]を押下して MediaTek_USB_VCOM_drivers.zip をダウンロード。

③グローバルROM

Xiaomi MIUI Official Forum

グローバルROMはこのサイトからダウンロードする。Redmi Note4のMediaTek版なら[Redmi Note 4 MTK Latest Global Stable Version Fastboot File Download]を押下。

nikel_global_images_V9.5.3.0.MBFMIFA~な感じのファイル名のtgz圧縮ファイルをダウンロード。

 

2.端末へのグローバルROMの書き込み

グローバルROMを書き込む前に必要な準備を行い、書き込みを実施する。

MediaTekのUSBドライバをPCにインストール

MediaTekのSoC向けUSBドライバをPC側にインストールする。

MediaTek_USB_VCOM_drivers.zipを解凍し、Drivers\USB VCOM Driver\Win7 にある usb2ser_Win764.inf をインストールするのだが、Windows10では無署名のドライバはそのままではインストール出来ない。

そのため、Windows10の場合はShiftキーを押下しながらWindowsを再起動し、[トラブルシューティング]→[詳細オプション]→[スタートアップ設定]を選択。[再起動]ボタンを押し、表示される選択画面で[ドライバ署名の強制を無効にする]F7キーを押下してWindowsを立ち上げる。

その状態でWindowsボタンを右クリックしてデバイスマネージャを立ち上げ、[操作]→[レガシーハードウェアの追加]でインストールウィザードを起動。[一覧からから選択したハードウェアをインストールする]を選び、[ディスク使用]からusb2ser_Win764.infを選択して進める。

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次の画面では[MediaTek PreLoader USB VCOM Port]を選択して進め、インストールする。

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警告が出てもインストールを進めるとインストール完了し、下記のようにポート欄に追加される。

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エラーマークが出ていても問題ない。

 

②SP Flash Toolの起動と書き込み設定

グローバルROMイメージと書き込みツールであるSP Flash Toolを圧縮ファイルから解凍し、ROM書き込みを実施する。まずROMイメージであるnikel_global_images_~.tgzを解凍しておく。

次にSP_Flash_Tool_v5.1824_Win.zipを解凍し、flash_tool.exeを右クリックし[管理者として実行]を選択してツールを起動。

[Download]タブを開き、[Download-Agent]の行の右にある[choose]を押下してSP_Flash_Toolフォルダ内にある MTK_AllInOne_DA.bin を選択。

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次はその下にある[Scatter-loading File]の行の[choose]を選び、ROMイメージの解凍フォルダ内のimagesにある MT6797_Android_scatter.txt を選択。

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その状態で下に書き込み対象リストが出てくるので、まず全部のチェックを外した後、boot と system だけにチェックを入れる。

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この状態にしたら、端末の電源をOFFにしてUSB接続を外した状態にしておく。

③SP Flash Toolでの書き込み1(自分の場合は失敗)

ではいよいよROM書き込みを行う。ツールの[Download]ボタンを押下した後、電源を落としている端末のボリュームダウンボタンを押下しながらPCと端末のUSB接続を行う。するとフラッシュが始まる。

しばらく待つとフラッシュが完了し、端末が再起動する。問題なければロゴ画面表示の後、待っているとMIUIの初期画面が表示される・・・が。

自分の場合はここで問題が発生。なんとロゴ画面で止まり再起動を繰り返すブートループの症状が発生してしまった。

 

④SP Flash Toolでの書き込み2(自分の場合は成功)

どうやら参考サイトのコメント欄を見ると同じ症状の人がいたようで、その場合は[preloader]と[cast]以外を全部チェックしてフラッシュすると成功するというパターンもあるとのこと。なので自分も同じようにやってみた。

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逆にほぼ全部のデータを書き込むという力技のように見えて恐縮だが、自分の場合もこの設定でフラッシュする事で、無事MIUI画面まで行くようになった。

 

3.書き込み後のグローバルROMの確認

グローバルROMを書き込んで無事起動出来たら、セットアップして状態を確認していく。

①セットアップの初期設定。日本語完全対応&GooglePlayストアも完備

まずはセットアップで初期設定を行う。[>]ボタンを押下して進めていく。

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次のシステム言語を選ぶ画面では、参考サイトのバージョンでは日本語は選べなかったようだが、グローバルROMもバージョンが上がった事により多言語対応化して日本語も選べるようになっていた。ここで日本語を選ぶと以降はずっと日本語のままになるので安心。ただ日本語の入力は出来ないので、Googleストアで「Google日本語入力」アプリなりを入れよう。

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次の地域を選択する画面では[中国]しか選べないが、これは特に影響はない。

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あとはGoogleアカウントの紐づけやMiアカウントの紐づけ等いつも通りのセットアップなので特筆事項はない。進めていくとセットアップ完了してホーム画面になる。セットアップ終盤でインストールしようとするアプリで危険性が云々と表示されたら絶対にノゥ!

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日本語完全対応なので分かりやすい。中華ROMと違いグローバルROMではGoogle Playストアも完備!やったぜ。

 

②MIUIやAndroidのバージョン確認

OSのバージョンを確認してみる。ホーム画面にある[設定]→[端末情報]で表示する。

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グローバルROMのMIUIは現時点では9.5.3で、システムアップデートでチェックしてもそれ以上のバージョンは降りてこなかった。

Androidのバージョンは6.0のままだが、セキュリティパッチは2018年5月とそれなりに新しめの物が適応されている。

ストレージの利用可能量は約54GBと、グローバルROMも中華ROMもほぼ変わらない。

 

③Antutuベンチマーク結果

では恒例のAntutuベンチマーク結果でも。

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ver7ベースで何回か測って一番の良スコアが87649と誤差の範囲?まぁ中華ROM時と大きくは変わらないね。

 

④ESETでフルチェックすると・・・マルウェア怖い

では最後にESETモバイル版(30日間無料)をインストールして念のためフルチェックしておく。やはり中華端末だけに不安が付きまとうので。

ESET Mobile Security for Android (Android向け)最新プログラム インストール|ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ ご利用までの流れ

インストールして、まず最初は初期設定のままスキャンを行うと・・・脅威は検出されなかった

次に、[検査レベル]で[スマート]→[詳細]を選び、[詳細設定]で[望ましくない可能性~]と[安全でない可能性~]にもチェックを付けてフルチェック!すると・・・

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出ましたよ奥さん!活きのいいマルウェアが!・・・いやいやいや!

ちょっとちょっとー!ウイルスではないが、危険性のあるアプリがこれだけあると。

いやまあ中華端末だから想定の範囲内ではあったけどさ。

ZenFoneやg07、その他の何個かの端末でも今までフルチェックはしていたが、ここまでの数が出たことがなかったのでマジビビった。

ESETが必ずしも万能だとは言わないが、初期状態でこれだけ危険な可能性のあるアプリが検出されるとはマジパナイ。

とりあえず[脅威の削除]で消しても、少し不安が付きまとってしまう。

 

4.2016年製にしては良い端末だとは思うが・・・うむ

シンコ「大変だよ将太くん!公式ROMにマルウェアが入っているらしいんだ!」

笹木「中国から安い端末を買ってるらしいな!おまえらみてーなクズ一家にはマルウェアがお似合いだぜ!」

将太「ちくしょう笹寿司のやつらめ‥!許さないぞ笹木‥!」

マサさん「鳳親方、どうしましょう?」

鳳親方「うむ‥」

とか謎の寸劇を始めてしまうくらいには動揺している。まったく関係ないけどTwitter界隈での将太の寿司フィーバーすごいね。11月30日までスキマで無料読み放題!(突然のステマ

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一応アプリを削除したら大丈夫だとは思うが、ちょっとモチベーションがダウン。一度カスタムROMとやらにも手を出してみようかなあ。きっとカスタムROMならマルウェアもなく安心に違いない!(フラグ)