AYANEO AIRとSteam Deckの日本販売予約が始まった。が…
サイズ・重さが両極端なゲーミングUMPCであるAYANEO AIRとSteam Deckの日本での発売が決定したとの事で、8/5から先行販売予約を開始したそうな。
AYANEO AIR 8月5日より先々行予約販売開始 – ハイビーム 公式オンラインストア
どちらも一見魅力的に見えるUMPCではあるが・・・残念ながら今回は見(けん)に回る事にした。
という事で以下は買わない言い訳。酸っぱい葡萄は美味しいか。
まずAYANEO AIRの残念なところとして
・バッテリーが貧弱すぎて長時間持たない
・スペックはRyzen 5 4500Uより少し上程度
という2点がどうしても気になってしまった。
AYANEO公式サイトにレビューが上がっていたので見てみたのだが…
世界最軽量を謳う398gのハンドヘルドゲーミングPCが登場「AYANEO AIR スタンダード」実機レビュー – ハイビーム 公式オンラインストア
>ディスプレイ輝度50%でフォートナイトを連続でプレイしたところ、1時間3分55秒でバッテリー残量5%に到達しました
という記載が。バッテリー容量が7,350mAh(28wH)と少ないせいで動作時間が短いのは予想していたが、1時間弱しか持たないというのはあまりに貧弱貧弱ゥ!と言わざるを得ない。通勤や通学中に遊ぶにしても短すぎるのでは、と。
※AYANEO従来モデルは4100mAh×3セル(47wH)となっており2時間近くは持つ模様。
そして動作についてもFF14とFF15のベンチマーク結果を見る限り、拙ブログで計測したGPD WIN3(1165G7モデル)より明らかに下回っている。
GPD WIN3が我が家にやって来ていた!(1)内包物やらいつものベンチマーク - ウィモバの日々
AYANEO AIRはAMD Ryzen 5 5560Uを搭載しており、型番が高いのでスペックも高いかと期待していたのだが、どうもRyzenの型番をよく分かっておらず誤認識していたようだ。実際のところはAYANEOシリーズの下位モデルのRyzen5 4500Uより少しは高いがRyzen7 4800Uからは大きく下回るという、なんともいえないモデルだった模様。
(まぁ従来の4800Uの上位モデルと比べると値段はお安くなっているので値段なり、か)
という事で、本体の小ささと軽さに重点を置く人たちにとっては良いモデルかもしれないが、いまだにGPD WIN3が現役な自分としてはあまり触手が伸びないのだった。
とは言ってもSwitch並のサイズと重さでAAAゲームが遊べるというROMAN(ロマン)があるだけでも十分アドなので、ガジェットオタク的な人間からしたら魅力的な端末ではあるなぁとは思う。自分もお金に余裕があれば試しに買ってはみたかった…
またSteam Deckの方に関しては
・本体がやたら大きいし669gと重い
・OSがLinuxベースなのでカスタムし辛い
という問題もあるにはある。ただ重さについてはONEXPLAYER系やAYANEO従来シリーズ、GPD WIN3にシリコングリップを装着した重さとそう変わらないのもあるし、OSの問題もこんな端末はパソコンに詳しい人しか手を出さないから大丈夫だろう(慢心)。
こちらのバッテリー容量は5200mAh(40Wh)となっており、OSがWindowsではなくLinuxベースでSteamに最適化されているという事でゲームしても1時間半は持つとの事。
実際の動作スペックに関しては詳しいベンチは分からないがGPD WIN3とそれほど変わらなさそうだという事で、今回は前向きな見送り。
もちろんWIN3を所持していなければ10万円以内であのスペックは魅力的に見えるので恐らく買っていただろう。もしスペックが向上した新モデルが出る場合は要検討したい感じである。